Webサイトやブログ、SNSに画像をアップロードするとき、「画像の読み込みが遅い」「ファイルサイズが重くて投稿しづらい」と感じたことはありませんか?
画像が重いとページ表示が遅くなり、ユーザーが離脱しやすくなるだけでなく、SEOにも不利になります。Google が公開している指標「PageSpeed Insights」でも、画像最適化は改善項目として必ず登場します。

そこで本記事では、無料で画像サイズを小さくでき、画質をほとんど落とさずに圧縮できるツール5選を紹介します。すべてブラウザ上で使えるためインストール不要で、初心者の方でも数クリックでサクッと圧縮できます。


なぜ画像を圧縮する必要があるのか?

画像圧縮には、次のようなメリットがあります。

  • ページ表示速度が速くなる
    画像はページデータの大部分を占めることが多く、軽量化するだけで全体の読み込みが大きく改善します。
  • SEO(検索順位)にプラス
    Google は「表示速度の速さ」をランキング要因に含めています。画像圧縮は、SEOで比較的簡単に効果を出せる改善ポイントです。
  • サーバー容量・通信量の節約
    ファイルサイズが小さくなることで、サーバーのストレージ消費や転送量を抑えられます。特に WordPress 運営者には大きなメリットです。
  • SNS投稿のアップロードがスムーズ
    X(旧Twitter)や Instagram など、アップロード制限のあるサービスでも、容量を気にせず投稿しやすくなります。

圧縮方式は2種類ある(ロスレス / ロッシー)

画像圧縮には主に、次の2種類の方式があります。

ロスレス圧縮(可逆圧縮)

画質を劣化させずにファイルだけ軽くする方式です。PNG や SVG などで使われることが多く、圧縮前とまったく同じ状態に復元できます。

  • 画質は一切落ちない
  • その分、圧縮率は控えめ
  • 写真よりも、アイコン・ロゴ・イラストなどに向いている

ロッシー圧縮(非可逆圧縮)

画質をわずかに落とす代わりに、サイズを大きく圧縮する方式です。一般的な JPEG の圧縮はこちらにあたります。

  • 軽量化の効果が大きい
  • 写真や Web 用バナーの圧縮に最適
  • 設定次第で、肉眼ではほとんど違いがわからないレベルに抑えられる

この記事で紹介するツールは、どれも画質劣化が目立ちにくい圧縮が可能なものを厳選しています。


画像を小さくする無料ツール5選

ここからは、ブラウザだけで使える無料ツールを5つ紹介します。どれも日本語環境から問題なく利用できます。

1. TinyPNG(タイニーピング)

もっとも有名な画像圧縮ツールのひとつで、パンダのキャラクターでおなじみです。

  • PNG・JPEG・WebP などに対応
  • ロッシー圧縮で高い軽量化が可能
  • 1回につき最大20枚までまとめてアップロードできる
  • 画質劣化が非常に少ない

こんな人におすすめ:SNS用の写真をまとめて圧縮したい人、WordPressの表示速度を手軽に改善したい人。

2. Compressor.io(コンプレッサー)

シンプルなUIで扱いやすい圧縮ツールです。圧縮前後の画像を並べて比較できるのが特徴です。

  • PNG・JPEG・GIF・SVG に対応
  • 圧縮前後のプレビューを見ながら調整できる
  • ロスレス/ロッシー両方に対応

こんな人におすすめ:ロゴやアイコンなど、画質を極力落としたくない画像を扱う人。

3. ILoveIMG(アイラブIMG)

画像圧縮だけでなく、リサイズ・トリミング・変換など、画像周りの作業をまとめてこなせる万能サイトです。

  • 圧縮のほか、リサイズや切り抜き、回転なども可能
  • 複数画像を一括で圧縮できる
  • スマホアプリもあり、モバイル環境からも使いやすい

こんな人におすすめ:ブログのアイキャッチやバナー画像を日常的に作成している人、複数の作業を1つのサービスで完結させたい人。

4. Optimizilla(オプティミジラ)

品質と圧縮率を細かく調整できるツールで、視覚的に確認しながら最適なバランスを探せます。

  • JPEG・PNG に対応
  • スライダーで画質(圧縮率)を調整可能
  • 複数ファイルの一括圧縮に対応

こんな人におすすめ:アイキャッチ画像など、画質と容量のバランスを自分で追い込みたい人。

5. Squoosh(スクーシュ)|Google製

Google が開発した高機能な画像圧縮ツールです。圧縮前後の境界線をドラッグしながら比較でき、細かい調整が得意です。

  • JPEG・PNG のほか、WebP・AVIF など次世代フォーマットに対応
  • 圧縮前後を半分ずつ表示して、リアルタイムで画質を比較できる
  • 高圧縮でも比較的きれいな画質をキープしやすい

こんな人におすすめ:LP制作や技術系ブログなど、画質にもこだわりたい制作者や、WebP など新しい形式を積極的に使いたい人。


結局どのツールを使うべき?用途別おすすめ

5つすべてを使う必要はありません。用途に合わせて2〜3個に絞ると管理しやすくなります。

用途おすすめツール
写真をまとめて軽くしたいTinyPNG / Squoosh
ロゴやアイコンを劣化させたくないCompressor.io
画像加工も合わせて行いたいILoveIMG
バナー画像をギリギリまで軽くしたいOptimizilla / Squoosh

WordPressユーザー向けの活用Tips

1. 画像はアップロード前に必ず圧縮する

プラグインでの自動圧縮も便利ですが、元データが重すぎるとサーバー容量を圧迫します。まずはブラウザツールで圧縮してからアップロードする運用がおすすめです。

2. WebP形式への変換でさらに軽量化

Google が推奨している WebP 形式は、JPEG よりも高い圧縮率を実現できます。Squoosh などで JPEG → WebP に変換しておくと、表示速度の改善に大きく貢献します。

3. 画像サイズは必要以上に大きくしない

PC表示でも、横幅 1,200px 前後あれば十分なケースがほとんどです。元画像が 3,000px 以上ある場合は、リサイズしてから圧縮することで、さらに軽くできます。


まとめ

画像の圧縮は、ページ速度・SEO・ユーザビリティを改善するための基本テクニックです。今回紹介した5つの無料ツールを使えば、インストール不要で誰でも簡単に画像サイズを小さくできます。

  • 表示速度を上げたい → TinyPNG / Squoosh
  • 画質を守りたい → Compressor.io
  • 画像加工もまとめて行いたい → ILoveIMG
  • 細かく品質を調整したい → Optimizilla

まずは一つ、メインで使うツールを決めて運用フローに組み込んでみてください。画像が軽くなるだけで、サイト全体の快適さがぐっと変わります。

投稿者 terastock