無料で使える高機能画像編集ソフト「GIMP(ギンプ)」を使えば、Photoshopを持っていなくても簡単に画像の背景を透過できます。この記事では、初心者の方でも迷わずできるように実際の操作手順を解説します。
GIMPとは?
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、無料で使えるオープンソースの画像編集ソフトです。レイヤー・透明処理・色調整など、Photoshopに近い機能を備えています。
- 対応OS:Windows / macOS / Linux
- 公式サイト:https://www.gimp.org/
- 価格:無料
GIMPで背景を透過する基本手順
ここでは、背景が白や単色の画像を例に、透過処理を行う方法を紹介します。
① GIMPで画像を開く
- GIMPを起動します。
- メニューの「ファイル > 開く」から、透過したい画像を選択します。
② 「アルファチャンネル」を追加する
背景を透明にするためには、「アルファチャンネル」を追加する必要があります。
- メニューの「レイヤー > 透明部分 > アルファチャンネルの追加」をクリック。
- 画像のレイヤー名の下に「α」マークが表示されたらOKです。
💡ポイント:アルファチャンネルがないと、削除した部分が「白」や「黒」になってしまいます。
③ 背景を選択する
背景部分を選択して削除します。背景が単色なら次の2つの方法がおすすめです。
方法1:色域選択ツール
- ツールボックスから「色域を選択」をクリック。
- 背景をクリックすると、同じ色の領域が選択されます。
- 「Shift」を押しながらクリックすると、複数箇所を追加選択できます。
方法2:ファジー選択(自動選択)ツール
- 「ファジー選択ツール(魔法の杖アイコン)」を選択。
- 背景をクリック。選択範囲が自動的に広がります。
- 「しきい値」スライダーで感度を調整します。
④ 背景を削除する
背景部分を選択した状態で、Deleteキー(またはDel)を押します。
背景が市松模様(グレーと白の格子)になっていれば透過成功です。
⑤ 透過PNGで保存する
- 「ファイル > 名前を付けてエクスポート」をクリック。
- ファイル形式を「PNG画像(*.png)」に変更。
- 「エクスポート」ボタンを押して保存します。
💡JPEG形式では透過が保存できません。必ずPNG形式を選びましょう。
より自然に透過するコツ
- 髪の毛など細かい部分は「消しゴムツール」や「レイヤーマスク」で微調整。
- 「選択 > ぼかす」を1〜3pxほど加えると、境界が滑らかになります。
- 複雑な背景は「パスツール」で輪郭をなぞるのが確実です。
まとめ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ① | GIMPで画像を開く |
| ② | アルファチャンネルを追加 |
| ③ | 背景を選択(色域 or ファジー選択) |
| ④ | Deleteで削除(市松模様=透過成功) |
| ⑤ | PNG形式で保存 |
GIMPを使えば、無料でもきれいに透過処理ができます。背景を消したイラストや写真は、ブログ・資料・動画サムネなど幅広く活用可能です。
