Photoshopを持っていない方でも、ブラウザ上でほぼ同じ操作ができるツールがあります。
それがPhotopea(フォトピー)です。
今回は、Photopeaを使って画像をきれいに切り抜き、背景を透過する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
- Photopeaとは?
- 画像をアップロードする
- 被写体を自動で選択する方法
- 背景を削除して透過する
- 透過PNGで保存する方法
- よくあるトラブルと対処法
1. Photopeaとは?
Photopeaは、インストール不要で使える無料のオンライン画像編集ツールです。
Photoshopと非常によく似たインターフェースを持ち、レイヤーやマスク機能も搭載されています。
主な特徴:
- ブラウザ上で動作(Chrome、EdgeなどでOK)
- PSD形式も開ける
- 切り抜き・透過・トリミングなど主要機能はすべて無料
2. 画像をアップロードする
手順:
- Photopeaを開く(https://www.photopea.com/)
- 「File(ファイル)」→「Open(開く)」から画像を選択
- キャンバスに画像が表示されたら準備完了
ポイント: ドラッグ&ドロップでも直接読み込めます。
3. 被写体を自動で選択する方法
Photopeaには、Photoshopの「被写体を選択」と同じ機能が搭載されています。
- メニューバーから「Select」→「Subject(被写体)」をクリック
- AIが自動的に被写体を検出して選択範囲を作成
- 選択範囲の調整は「Select」→「Refine Edge」で行う
髪の毛や輪郭の調整も「Refine Edge」で滑らかにできます。
4. 背景を削除して透過する
手順:
- 選択範囲が作成された状態で「Layer」→「Layer Mask」→「Reveal Selection」をクリック
- 背景がマスクで非表示になり、チェック模様(透明)が表示されます
- 不要部分を手動で消したい場合は「消しゴムツール」または「ブラシ」でマスクを調整
ポイント: マスクを使えば、元の画像を壊さずに編集できます。
5. 透過PNGで保存する方法
- 背景が透明(チェック模様)になっていることを確認
- 「File」→「Export As」→「PNG」をクリック
- ダイアログで「Transparency(透過)」がオンになっていることを確認して保存
これで、背景が透明のPNG画像が完成します。
6. よくあるトラブルと対処法
| トラブル | 原因 | 対処法 | 
|---|---|---|
| 透過されず白背景で保存される | JPEG形式を選択している | 「Export As」→「PNG」を選択 | 
| 切り抜き範囲がずれている | AI検出が不正確 | 「Refine Edge」で範囲を調整 | 
| 保存後に背景が黒く見える | 表示ソフト側で透過が反映されていない | Webブラウザで再確認(Chromeなど) | 
まとめ
Photopeaを使えば、無料でPhotoshopのような操作感で背景透過画像を簡単に作成できます。
特に「Select → Subject」+「Layer Mask」の組み合わせを覚えておくと、ほとんどの切り抜き作業に対応可能です。
オンライン上で完結するため、インストール不要・無料で手軽に試せる点も魅力です。
 
                                    